こんにちは、たまです。
今回は、僕が愛車の平成17年式テリオスキッドカスタムXに、ATOTOの高性能カーナビ「S8G2114PM」と、オプションの「AC-HD03LRバックカメラ」を組み合わせて、念願のバーチャルサラウンドビューをDIYで実現した体験を紹介しようと思います。かなりの長編ですが、これから自力カスタムを考えている方の参考になれば幸いです。
◆ テリオスキッド カスタムXに決めた理由と思い入れ
僕がテリオスキッドに乗り始めたきっかけは、いわゆる「軽クロカン」のジャンルに昔から憧れていたからなんです。
このジャンルって、よく言われるのが
ジムニー・パジェロミニ・テリオスキッドの御三家ですよね。
ジムニーはもちろん超人気で、なかなか中古が出てこない。あっても高い。パジェロミニも程度の良いものはどんどん減っていて、手が出しづらい。そんな中で見つけたのが、**テリオスキッド カスタムX(平成17年式・後期型)**でした。
・ターボ付きのパワー
・4WDで雪道や山道も安心
・コンパクトで小回りが効く
・内装が意外としっかりしてる
それに何より、中古相場がまだ手頃だった。状態の良い個体がそこそこ市場に残っていて、僕のように「コスパ良くクロカン気分を味わいたい」派にはピッタリの選択肢だったんです。こうして僕は、憧れのクロカン軽をついに手に入れることができました。
◆ ATOTO S8G2114PMを選んだ理由(他社製品との比較や特徴)
さて、次はカーナビの話です。
正直、平成17年式なので、オーディオ関係は完全に旧世代。
そこで、どうせなら最新のナビ+モニター+ドラレコ機能をまとめて導入しようと思い、色々と検討を重ねました。
候補にしたのは以下の通り:
パナソニック・ストラーダ
カロッツェリア・楽ナビ
アルパインBIG X
中華Androidナビ(格安モデル)
そして ATOTO S8G2114PM
結果、僕が選んだのは ATOTO S8G2114PM。その理由は、
Androidベースで圧倒的にカスタマイズ性が高い
10.1インチの大画面が装着可能
ワイヤレスCarPlay/Android Auto対応
DVR・サラウンドビュー・OBD情報連携までできる
価格も高性能の割にかなりリーズナブル
純正ナビや国内メーカーだとどうしても古い車への装着が難しい部分もあるけど、ATOTOは汎用性が高く、DIY派に人気なのも納得でした。
◆ AC-HD03LRカメラでサラウンドビューを実現する構想
ATOTOには純正で「バーチャルサラウンドビュー機能(仮想トップビュー)」が実装されています。これを最大限活かすためには、対応カメラが必要になります。
そこで導入したのが、オプションの「AC-HD03LR」というバックカメラ。
このカメラ、ただのバックカメラじゃなくて、広角魚眼+歪み補正+仮想合成用画像出力ができる高性能モデルなんです。これを使うと、擬似的に全方位ビューが実現できます。純正の360度カメラと比べれば限界はありますが、駐車や狭路走行時の安心感が段違いに上がるのは間違いありません。
「テリオスキッドにサラウンドビュー!」
これが僕の今回のDIY計画の最大のロマンでした。
◆ DIY取り付け作業の様子(工具や工夫、苦労話)
取り付け作業は基本、完全DIYで行いました。必要な工具は以下の通り:
内張りはがしセット
電動ドライバー
配線ガイド(針金代用)
圧着端子・エレクトロタップ
電工ペンチ
絶縁テープ、熱収縮チューブ
マルチメーター(通電確認用)
ナビ本体取り付け
テリオスキッドのセンターコンソールを分解。
古い純正オーディオを外し、変換ハーネスでATOTO用に配線。
カプラーオンにはならない部分もあったので、車速・バック信号などはテスターで確認しながら慎重に結線しました。
バックカメラ取り付け
最難関はバックカメラの配線引き回し。
リアハッチのゴムブーツを通すのが大苦戦。針金ガイドを使って何とか通しました。
カメラはナンバープレート横に設置。純正感を崩さないよう目立たず配置しました。
◆ 配線や設定で悩んだ点、解決法
一番悩んだのはサラウンドビューの初期キャリブレーションです。
ATOTOの設定画面でグリッド調整を行うんですが、これが意外とシビア。カメラの角度・高さ・ナンバープレート位置・車体寸法を正確に入力しないと、歪みが酷くなります。
実は最初はまったく合わず、何度もカメラの角度を微調整。最終的に少し下向き&中心寄りに調整したところ、かなり自然な合成映像になりました。
あと、車速連動のオートズーム機能もONに設定。これで低速時には広角、通常走行時には後方のみ表示に切り替わり、とても使いやすくなりました。
◆ 動作確認の様子や感動ポイント
最初の電源ONはかなりドキドキしました。
Android画面が起動し、バックギアに入れると…
出た!バーチャルサラウンドビュー!
テリオスキッドがまるで新車のような最新装備に変貌。
真上からの俯瞰ビューに近い映像、左右からの障害物も可視化。
しかもタッチ操作もサクサク、CarPlayも快適。
正直、思わず声が出るほど感動しました。
◆ 実際に走行してみた感想(映像の見え方、駐車支援の変化)
一番恩恵を感じたのは狭い駐車場でのバック入庫です。
バックカメラ+左右サイド表示で死角ゼロ
縁石や壁との距離感も分かりやすい
暗い夜間駐車場でも高感度センサーで映像クッキリ
また、高速走行時もドラレコ代わりの録画機能が働いてくれて、いざという時の安心感も増しました。
正直、平成17年式とは思えないほどの安心装備にグレードアップした感じです。
◆ 総費用とコスパの評価
さて、気になる費用面ですが、今回のカスタム総額はだいたい以下の通り:
項目 金額
ATOTO S8G2114PM本体 約70,000円
AC-HD03LRカメラ 約15,000円
配線部材・工具等 約5,000円
合計 約90,000円
正直、この内容で9万円なら、
「大満足のコスパ」
と言っていいと思います。
ディーラーで純正サラウンドを組もうとすれば20万円以上は当たり前。それを考えれば破格のアップグレードです。
◆ 今後のカスタム展望
今回の成功に味をしめて、次は以下も狙っています。
フロントカメラ追加(AC-HD02F)
OBD2アダプターで車両情報表示
ドライブレコーダー連携強化
スピーカー交換による音質改善
テリオスキッドは古い車ですが、弄ればまだまだ化ける余地があるのが楽しいところですね。
◆ 読者へのアドバイス(DIYに向いている人など)
今回のようなATOTO+サラウンドカメラ導入DIYは、以下のような人におすすめです。
電装DIY経験が多少ある
細かい調整や設定が苦にならない
自分の車をじっくりカスタムしたい
費用を抑えつつ快適装備を手に入れたい
逆に、配線や設定が苦手な人は、多少お金をかけて専門店にお願いするのもアリです。ATOTOは汎用性が高いので、対応してくれるショップも増えてきました。
◆ まとめ
平成17年式の軽クロカンが、たった9万円のDIYカスタムでサラウンドビュー付き現代車に進化。
こういうのがクルマ弄りのロマンだと思います。
もし「自分もやってみようかな」と思った方は、ぜひ参考にしてください。
質問があれば、コメントでも気軽にどうぞ!
ではまた次回のカスタム報告で!